【微動探査建物観測】ってご存じですか?

住宅において、耐震性能を高める手立てとして主に構造計算(許容応力度計算)が用いられ、設計通りに施工されていることを確認することが重要。
設計通りの施工が確実になされているかの確認は施工途中に目視などで行っておりましたが、【微動探査建物観測】を行うことにより数値化し、確実に耐震性能がクリアできているのか確認が可能となりました✨

微動探査では、微動計(高精度の地震計)を地面と家屋の床に置き、地盤の揺れ方の特徴や地盤の硬さを調べて地震があった時に地盤がどのように揺れるか、また、住宅の耐震性能を実測して数値化。常時微動探査には、微動計を複数台用いて、1現場45分~60分程度(異なる測り方で約17分×2回計測)で準備・観測できます。

 

南条戸建て住宅の微動探査調査結果はこちら↓↓

とても良い結果が出ました✨

●耐震性能評価について・・・建物固有周期が平均0.12秒となり、0.3秒未満となることから耐震
性能が高いことが考えられます。また、設計通りの施工ができていることが確認できます。

●共振の可能性・・・建物の固有周期は平均0.12秒、地盤の固有周期は平均0.45秒となり、共振
の可能性が低いと考えられます。
また、地盤は第二種地盤に当てはまり、建物の耐震性能が高いと考えられるため地震時における建物への影響が少ないと考えられます。

●重心・剛心・・・重心と剛心の位置は比較的近い位置にあるため、建物のバランスが良いと考えられます。

こちらの結果を木造住宅の構造に関して権威のある佐藤実様に自社の結果についてご報告いたしましたところ、「建物の耐震性能はかなり高い」というお墨付きを頂戴しました✨✨✨

 

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